お世話になったお店の店長が周年を迎え、自分の師匠(自分が勝手に言っているだけw)も
来ていたので、ダーツプロになれた報告とお祝いを言いたくて、あるお店に行った。
報告が終わり、ダーツを投げることにした。
色んなプレイヤーと絡もうと思い、ダーツをやる前に他のお客さんに「一緒にカウントアップやりませんか~?」と聞いたところ、
お客さん(Iさん)が「お、いいの?やるやる~」と来たので、瀬尾と自分とIさんの3人でカウントアップをやった。
Iさんはしっかりしたスーツをおしゃれに着崩すしていて、押しつけがましくなく、
少しおちゃめなところがあって話やすい人だった。
カウントアップが終わり、しばらくダーツ歴などの会話をした後、
もう一人お客さん(プロのSさん)を呼び、4人でダブルスをした。
自分はプロと組んだ。
レートが1近く落ちるくらい不調だった。
ノーブルを連発し、クリケもノーマークや1マークという体たらくだった。
Sさんは自分を責めず、投げ終わる時にグータッチをしてくれた。
結果、対戦はSさんの方のおかげで勝つことができた。
自分は一回休憩を取り、瀬尾がIさんとその他のお客さんとダブルスを続けた。
瀬尾ちゃんのことをすごく気に入っていたようだった。
その人は、ワンブルをすごく喜び、他の人が入れる時に「ナイス~!」と嫌味なく言って
いて、すごく優しい人だった。
プロ資格を取ったのにも関わらずダーツを思うように投げれず、
自分で勝手にプレッシャーを作って重圧に潰されそうなところを救われた。
おかげで気にせず楽しく投げることができた。
この人と投げることができてよかった、と思った。
しばらくして、Iさんはニコニコしながら「今日ありがとねー!」と言いながら帰っていった。
数時間後、自分が帰る時にお会計をお願いしようとした所、店長が「あ、会計はIさんがしていったよー二人分」
二人揃って物凄く驚いた。
そんなちょっとしか投げてない俺の分まで・・・
自分のダーツでいっぱいいっぱいで、
あの人を楽しませることなんて全然できていなかったし、
ダーツも全然上手に見せることもできなかったと思っていたのに、
その人が少しでも自分と投げて楽しんでくれていたのかな、と考えて少しグッと来た。
お金じゃなくて、その気持ちが物凄く嬉しかった。
感謝の言葉だけでもさせて欲しかった。
あの人みたいにダーツを一緒に投げてて楽しい存在になれるように頑張りたいと思った。
もしまた会う機会があるなら感謝を伝えてまた投げたい。
ありがとうございました。