「なんだか、全然ブルに入らない!!カウントアップや01をやっているんだけれど、ダーツを始めたばかりで全然ダメだ・・・」
初心者の頃、冒頭の悩みを抱えていました。
「ちゃんとブルに入る日って来るんだろうか・・・」と思っていたくらい。
同じ悩みを持った初心者の方も多いかもしれません。
そんな方にオススメなのが、ビッグブルというゲームです。
どんなゲームなのか、見ていきましょう。
ビッグブルってどんなゲーム?
ビッグブルは「トリプルの内側をすべてブル(50点)とみなすゲーム」です。
ブルの大きさがトリプルの内側まで広がったようなものです。
通常のブルの約25倍の大きさのブルを狙うゲームと言ってもよいでしょう。
トリプルの内側にダーツを入れれば、お馴染みのブルの音が鳴ります。
ビッグブルはパーティーゲームの一つではありますが、ダーツ初心者にはとても良い練習になります。
はじめのうちは、どうしてもダーツが色んな場所にバラけて刺さってしまったり、盤面に刺さらなかったりすることさえ、ありますよね。
そんな状態でいきなりブルに入れることを目指しても、ハードルが高すぎてレベルに見合った練習になりません。
だからこそ、「まずはトリプルの内側にダーツを入れる」という比較的ゆるいハードルを設定できるビッグブルは格好の練習になるんです。
ビッグブルの点数の数え方は?
ビッグブルは、点数の数え方がカウントアップや01などとはちょっと違います。
点数の数え方は次のようになります。
- トリプルの内側のシングル、シングルブル(アウターブル)が50点
- ダブルブル(インナーブル)が70点
- トリプル、トリプルの外側のシングル、ダブルは通常通りの得点
ダーツをはじめたての頃は、1000点を目指してみましょう。
ビッグブルは全部で8ラウンドあるので、1ラウンド3本のダーツをすべてトリプルの内側に入れると150点。
これを8ラウンド全てで達成できると1200点になります。
1000点を出すには8ラウンド24本中20本トリプルの内側に入れる必要があります。
数本外しても大丈夫なので、落ち着いてトリプルの内側に入れていきましょう。
ビッグブルはどんな時に取り組む?
ここまで、ビッグブルは初心者の練習メニューとして特にオススメであることを書きました。
でもビッグブルは色んな楽しみ方、利用の仕方ができます。
ここで紹介する一例は、
- アップ
- ダーツに慣れていない人同士で遊ぶ時
- デート
- 練習
の4つです。
それぞれ確認していきましょう。
アップ
ダーツバーなどに行き、1台を複数人で使う時、対戦前のアップでビッグブルを使うこともあります。
同じ台に初心者から上級者までおり、実力差が大きくかけ離れていても、問題ありません。
ビッグブルなら、人それぞれ自分の目標を持って取り組めるからです。
たとえば、上級者は70点のダブルブルをめがけてダーツを投げますし、中級者は通常のブル、初心者はトリプルの内側を目指します。
トリプルの内側がすべて50点で点差が開きにくいので、みんなで楽しくアップしたい時にはオススメ。
ダーツに慣れていない人同士で遊ぶ時
ダーツに慣れていないと、カウントアップや01、クリケットをやって勝っても「まぐれ感」がして、いまいち面白くないかもしれません。
そんな時に活躍するのが、ビッグブルです。
「とにかくトリプルの内側に入れたもん勝ち!」とシンプルな考え方で競い合えます。
そこまでダーツにハマっているわけではなくても、ハードルの低いビッグブルなら「ちゃんとトリプルの内側に入れられた達成感」を感じられます。
デート
多くの場合、女性は男性からダーツを教わることが多いのでは?
逆に、男性はデートで女性をダーツに連れていくことって、ありますよね。
ふだんダーツをやっていて、ある程度のレベルに到達していると、「自分とダーツしたら初心者の相手につまらない思いをさせてしまうかも・・・」と思うかもしれません。
でもビッグブルなら、はじめてダーツに触れる人も「面白い!」と思ってくれる確率が高いです。
相手に楽しんでもらいながらも、下手に手加減せずにリードできるんです。
ぜひデートで活用してみてください!
練習
前半でたっぷりお話したように、ビッグブルは「まだブル周辺にすらダーツが刺さらない」と悩んでいる初心者にうってつけの練習メニューです。
ビッグブルは上級者の人にも良い練習になります。
以前訪れたダーツバーでは、70点のダブルブルを狙って練習している上級者の方を見かけました。
このようにビッグブルはどんなレベルの人も練習として取り組めるので、上手に活用してみましょう。
カウントアップや01、クリケットに飽きた時にも、いい気分転換になるはず。
さいごに
ビッグブルは真剣な練習としても、楽しく取り組むゲームとしても、両方楽しめます。
まずはグルーピングをよくするための練習として、活用してみるのもアリ。
カウントアップで練習しても、あまり効果がない気がする・・・と思ったら、ビッグブルに挑戦してみては?